医学は大変進歩しており、HIVに感染しても適切な治療を行えば健康を回復したり、維持できるようになっています。そのために早期発見と治療が不可欠です。簡易的ですがHIV検査キットもありますので心当たりがあるならば使用してはいかがでしょうか。

HIV検査

HIV検査や胎児への影響などが相談できる場所

 HIV検査は、各地の保健所で無料でおこなわれています。そこでは集団健診のときのように、技師が流れ作業のように検査をするのではなく、個室でいろいろな心配ごとを専門家が相談にのりながら採血がおこなわれますので、胎児への影響などを心配している場合なども、検査を受けてみると良いでしょう。
 胎児がいて、しかもHIVに感染している可能性がある場合は、なおさら匿名性を保ちたいということもあるでしょう。保健所でのHIV検査では、完全な匿名性が保たれます。検査を受ける人は、保健所側に、名前も住所も電話番号も伝える必要はありません。保健所側でも受検者に一切尋ねません。電話で予約をとったときに番号が告げられ、この番号だけで、採血から結果の伝達までが進められます。
 予約した時間に保健所へ行き、予約番号を伝えると、個室に入ります。カーテンで仕切られた個室などではなく、完全に部屋を別にした密室です。そこには職員が一人だけいます。その職員が採血をし、事情の聞き取りもおこないます。感染している可能性のある人々の採血をおこなっているわけですから、知識のある専門家です。そこで、胎児に関する相談もできます。感染の有無もまだわからない状態ではありますが、検査結果が出るまでは1週間以上かかりますから、一刻も早く聞きたいことは、そこで尋ねると良いでしょう。
 保健所では、HIV検査だけでなく、肝炎や梅毒などの性病の検査も、同じ血液でおこなうことができます。これらの感染症も、胎児に大きな影響を及ぼすものです。感染の可能性があるとわかった時点で、なるべく早期に検査を受けるようにしましょう。心配しているだけではなんの解決にもなりません。